前置き
「アメリカの特徴的な文化は何?」
と聞かれたなら、私は「靴文化」と答える。
実際にアメリカのLAで生活してみて
「アメリカでは靴、特に「スニーカー」が重要視されている」
ことを心底実感したのだった。
そんな「アメリカにおけるスニーカーの重要性」に関して、本記事では「私がアメリカでシェアハウスをする際に履いていったあるスニーカー」をきっかけに「アメリカには日本とは違う靴文化があるんだ」と理解したエピソードを記載する記事となっている。
ちなみに。
この「アメリカは靴文化」という話は、男女全般に当てはまるというよりかは、おそらく特に男性に当てはまりやすい文化だと思う。
というのも、「かっこいいスニーカーを履いていること」や「珍しいスニーカーを持っていること」がステータスになりやすいのは、女性よりも男性の方だと言えるからだ。
今回の記事では「私がアメリカで生活した実体験を通して感じたこと」をありのままに書いており、あくまで私個人の経験に基づくもの。
なので地域や世代によっては記載する内容と異なる部分もあるかもしれないので、その点をご理解の上読んでいただきたいと思う。
アメリカの都市部にはスニーカーショップが多い
アメリカのLAを初めとした都市部を歩いていると、このようにスニーカーが綺麗に陳列されたショップを見かけることがある。

こちらの写真は実際にLAのスニーカーショップで撮影した写真であり、この日も非常に多くのお客さんが来店していた。
日本でも近年、このようなディスプレイ方法のスニーカーショップが増えている印象がある。
実際、東京の原宿では少し歩いているだけでこのようなお店w何店舗か見かけたぐらい。
おそらくこのような店が増えた背景には、
- スニーカーが高値で取引されることが広く知られるようになった
- ラッパーをはじめとした音楽文化の影響
- ストリートファッションの人気
- 限定モデルやコラボ商品の増加
など、様々な理由があるのだろう。
日本にもスニーカー文化はある
アメリカに限った話ではなく、日本でもナイキのエア・ジョーダンなどをはじめとして、珍しいスニーカーは高値で取引されている。
実際、私の友人にも「Nike SNKRS」という「アプリの抽選でしか購入できないスニーカー」を手に入れるために、必死になっているやつが何人もいる。
ただ、日本人全体で考えると「珍しいスニーカーの価値を理解している人」はごく一部に限られるのではないだろうか。
スニーカーに熱中するのは基本的に「スニーカー好き」もしくは「転売を目的とする人たち」が中心。
多くの人は靴を購入する際に、
- 履きやすさ
- 価格
- デザイン
- 普段の服に合わせやすいか
などを基準に選ぶのであり、「その靴がどれだけ珍しいのか」「どの選手やブランドとのモデルなのか」を重視して購入する人というのはそれほど多くないだろう。
ちなみに私の場合はというと、「スニーカーを選ぶ際の基準」として
- 見た目のかっこよさ
- 履きやすさ
- 値段
を重視している。
特に最重要視しているのは「見た目のかっこよさ」。
誰が見ても、
「その靴、イケてるやん!」
と思ってもらえる靴を履くことが、私にとって一つのステータスなのだ。
アメリカへ履いていったスニーカー
ここからは「私がアメリカでシェアハウスをする際に履いていったあるスニーカー」について述べて行く。
私はアメリカに行く上で、「異国での長期生活が余儀なくされる」ことが分かっていたので、日本から履いていく靴は「動きやすさ」を優先して選ぶことにした。
その際に選んだのが「広島のアウトレットで一目惚れして購入したスニーカー」だった。

これが広島のアウトレットで一目惚れして購入し、アメリカへ履いていった靴。
「UNDER ARMOUR 3Z5 CURRY “WHITE”」
というスニーカーになる。
私はこの靴を購入するにあたって、「アウトレットで販売されている靴の中で最もデザイン的にイケているものをただ選んだだけ」だったに過ぎなかったのだが、この靴は「アメリカではただのスニーカーではなかった」のだった。
というのも、この靴はアメリカで有名なバスケットボール選手であるステフィン・カリーという選手のモデルであり、多くの人に知られている靴だったらしい。
「この靴がレアだ」とかいう話ではなく、「カリー選手のモデルの靴、なおかつ見た目がかっこいい」という点が刺さったという話なのだろうと思われる。
この靴をアメリカへ履いていった理由
実は私はこの靴の他に動きやすいスニーカーを何足か持っていた。
その為、わざわざこの靴を履いていかなくても、他の靴をアメリカに履いていくのでもよかった。
だがなぜこの靴をわざわざアメリカへ履いていったのか。
理由は「この靴をきっかけに黒人男性から声をかけられた」という経験があったから。
これは私が広島から関西方面に帰宅する最中の話。
この靴を購入後、早速身につけた状態で関西方面へ向かう新幹線をホームで待っていた際、黒人男性のグループから突然、
「その靴めちゃくちゃ好きだよ!どこで買ったの?」
と声をかけられたのだ。
彼らは全員アメリカ人であり、私のスニーカーがかっこいいと思ってくれて声をかけてくれたとのことだった。
私はこの一件をキッカケに
「日本でアメリカ人に声をかけられるぐらいなんだから、これをアメリカへ履いていけば面白いことになるのでは?」
と思いアメリカに履いていくことに。
その予想は、見事に当たることになる。
シェアハウス到着直後に靴を褒められた
私はアメリカ到着初日、これからお世話になるアメリカのシェアハウスへ一目散に向かい、別の部屋に住んでいる全てのルームメイトへ挨拶に行くことにしたのだった。
すると、挨拶して色々会話するよりも先に、
「えっ、カリーやん!良い靴履いてるね!」
と声をかけられることに。
そこからはしばらく靴の話で盛り上がり、すぐに仲良くなることができたのだった。
改めて言うが、デザインと価格だけでこの靴を選んでおり、カリーという有名なバスケットボール選手のモデルだとは、その時まで全く知らなかった。
だからこそ当然
「なぜスニーカー一足で、こんなに盛り上がるのだろう?」
という疑問がめちゃくちゃあった。
だがその理由は、アメリカでの生活を通して少しずつ理解することになる。
スーパーや道でも靴を褒められた
アメリカでの生活をしばらく続けていると、アメリカのスーパーや街中を歩いている際に、
「その服、かっこいいね!」
「その靴、イカしてるね!」
と声をかけられる機会があった。
日本でも服や靴を褒められることはある。
しかし「見知らぬ男性からスニーカーについて声をかけられる頻度」というのは、アメリカの方が明らかに多いと感じた。(少なくとも私は日本で日本人から「そのスニーカーかっこいいですね!」なんて声をかけられた経験がない。)
この日々の生活における経験を元に
「やはりアメリカは靴文化なんだな」
と思ったのだった。
なぜカリーのスニーカーが注目されたのか
おそらく、スニーカーやバスケットボールの事を全く知らない読者の方であれば、ここまで読んで
「なぜそのスニーカーが、そこまで話題になったの?」
と思っている方が多いのではないだろうか。
実はアメリカでは「バスケットボールが非常に人気の高いスポーツの一つ」であり、アメリカ国内に限って言えば「野球やサッカーよりも人気のあるスポーツ」なのだ。
日本では大谷翔平選手の報道が多いこともあり、
「アメリカでもスポーツといえば野球が一番人気なのでは?」
と思う人もいるかもしれない。
私も最初はその認識。
しかし、私が現地で聞いた感覚では「アメリカンフットボール」や「バスケットボール」の人気が異常に高く、「日本の野球やサッカーが一番人気」という認識とは違って、異なる大きな文化を形成していた。
つまり私は、
「国民的に人気のあるスポーツの有名選手モデルを履いている男」
だったため、周囲から注目されたというわけだ。
スニーカーはファッションだけではない
アメリカでは、スニーカーが単なる履物として存在しているわけではない。
- バスケットボール
- ヒップホップ
- ラップ
- ストリートファッション
- 有名選手
- ブランド
- 地域やコミュニティ
など、様々な文化と結びついている。
アメリカではラップと地域文化が強く結びついていたり、スニーカーとスポーツが密接につながっていたりする。
つまりスニーカーは、
一つのカルチャーそのもの
として存在していると言っても過言ではない。
日本とアメリカではスニーカーの立ち位置が違う
日本でも
「珍しいスニーカーはかっこいい」
「限定モデルには価値がある」
という考え方は存在する。
しかしアメリカでは、それに加えて「スポーツや音楽、ストリート文化と深く結びついた存在」としてスニーカーが認識されている。
だからこそスニーカーが会話のきっかけになったり、その人の好みや所属する文化を表したりするのだ。
私がアメリカで感じたのは、
靴の価値が日本よりも日常的なコミュニケーションに入り込んでいる
という事実だった。
まとめ
今回の記事で伝えたかったことは、
「アメリカにおける靴、特にスニーカーの立ち位置は、日本とは大きく違う」
ということ。
「珍しいスニーカーはかっこいい」という価値観だけではない。
スポーツ、音楽、ファッション、コミュニティなどと結びついた「一つの文化」として存在している。
それが「アメリカ」という国なのだ。
もしこれを読んでいるのが男性で、これからアメリカへ行く予定があるというのであれば、ぜひお気に入りのかっこいいスニーカーを履いていってほしい。
男性からは褒められる可能性が高く、それをキッカケとして何か面白いイベントが発生するかもしれないからだ。(女の子に声をかけられることは少ないかもしれないけど笑)
ただし、あまりにも高価で珍しいスニーカーを履いていくのは注意。
もし履いていくにしても、地域や時間帯に注意した方がよいだろう。
場合によっては「スニーカーそのものがトラブルの原因」になる可能性もあるから。
これは冗談ではなく、本当に気をつけた方がよいと思う。
余談|ルームメイトが持ち帰っていた大量のスニーカー
私がシェアハウスをしていた際、同じ部屋だったルームメイトの親友は、私と同じタイミングで日本へ帰国することになっていた。
彼はアメリカで様々なスニーカーを購入していたのだが、そのせいでスーツケース一つがパンパンになるほど詰めて持ち帰る羽目になっていたのだった😆
個人的に欲しくなったスニーカー
彼が購入していた様々な高級靴は、私からすれば素人目すぎて全部一緒の靴に見えてしまった笑
だが私が個人的に、
「これ、めちゃくちゃかっこいい!」
と思ったスニーカーが一足だけあり、それを写真に収めてきたので見て貰いたい。
それがこちら。

こちらの靴はコンバースの何かのモデルらしく、色々説明してもらったが、忘れてしまった😆
白をベースにした靴であるにもかかわらず、最初から少し汚れたような加工が施されており、ブルーの配色が入っているなど細かい部分までこだわりを感じるデザインだった。
私は日本でこのような靴を見たことがなかったので、非常に魅力的に見えたのだった。
私の趣味に猛烈に刺さったため、
「買うから、ちょうだい!」
と頼んだが、普通に断られてしまったよね笑
海外旅行ではスニーカーショップを見るのも面白い
近いうちに海外へ行く予定がある人は、旅行先でスニーカーショップを見てみるのも一つの楽しみ方だと私は思う。
日本では販売されていないモデルや、日本の海外通販サイトでも見つからない靴に出会える可能性がある。
現地限定のカラーや、日本ではあまり流通していないブランドを見つけることもあるかもしれない。
少なくとも「アメリカへ行ったのであれば、スニーカーショップをのぞいてみる」ことを強くおすすめする。
もし買わなかったとしても、現地の文化や日本との違いを感じるだけで十分面白いはずだ。
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