前置き
釣りをする際に大事になるのが「風向き」と「風速」であることは、釣りをしたことがある方であれば誰もが実感しているのではないだろうか。
釣りの種類によっては、多少風が強くても風裏(かざうら)を探すことで乗り切れるケースもある。
しかしこと「磯釣り」に関しては、自然環境の条件をシビアに見極める必要がある。
「磯」は本気のレベルであればあるほど「命と隣り合わせの環境で釣りをするフィールド」だから。
釣りをする方、特に磯釣りにチャレンジしようとしている釣り初心者の方には
「風」と「波」という2つの指標
を必ず大切にしてほしいと思う。
今回の記事は
「これから磯釣りに挑戦しようと考えている初心者の方に向けて、釣行するかしないか判断の目安となる基準」
を紹介していく記事となっている。
ぜひ最後まで読んでいただけると幸いだ。
この基準を教えてくれたのは、筋金入りの釣り仲間

ほんまに行動力バケもん
今回紹介する基準を教えてくれたのは、学生時代からの友人であり、釣り仲間でもある一人の男。
私の釣り友達の中でも、彼ほど本気で釣りに人生を捧げている人はいないと言い切れるほどのバケモノだ。
彼の本気度が伝わるエピソードを簡単に2つ紹介すると、
- 立命館大学に入学したものの、釣りへの情熱が抑えきれず中退。その後、海洋大学へ入学し直した経歴を持つ。
- 釣り具一式を抱えて単身パラオへ渡航し、日本円で約15万円をかけて現地の船をチャーターし、GT(ロウニンアジ)を釣りまくった経験がある。
他にも言い出せば様々あるのだが、これだけでも彼がどれほど本気で釣りに取り組んでいるかが伝わるのではないだろうか笑
そんな彼が「磯から大物を狙う釣行前に必ずチェックしている」のが「当日の風速」と「波の高さ」なのだ。
磯釣りで見るべき「風」と「波」の基準
まず結論からお伝えすると、基準は以下の通り。
基本の基準
- 追い風以外の条件で釣りをするなら、風速7m以下が目安
- 波の高さは1〜1.5m程度が限界ライン。2m以上は命がけの行為
例外:ヒラスズキを狙う場合
ヒラスズキ狙いの場合のみ、この基準は変わります。
- ヒラスズキは基本的に遠投が不要なため、向かい風10m程度でも通常通り釣行するケースが多い
- 波の高さは1〜2m程度がベストコンディション
実際に釣行を断念した日の話
以下では具体的な「「当日の風速」と「波の高さ」を見て予定していた釣行を諦めた」エピソードを紹介する。

私はこの友人(パラオでGTを釣った男)と磯からの釣行を予定していた日があった。
しかし当日の予報を確認したところ、上記で記載した「風速」「波の高さ」の基準をいずれも大きく上回っていたのだ。(添付した画像の通り)
これを元に、私たちはその日の釣行を断念する判断を下すこととなった。
しかし「ヒラスズキだけを狙う」という条件であれば、この日の風速自体は許容範囲内。だが沿岸波浪(波の高さ)が5mを超えていたため、彼いわく「この条件で釣りに行くのは自殺行為に等しい」とのことだったので、経験が浅い私は彼の言うことを素直に聞くことにしたのだ。
風速・波の高さはどこで確認すればいい?
では「風速や波の高さはどうやって確認すればいいのか」についても紹介しておきたい。
私や彼が実際に釣行の判断材料として使っているのは以下の2つのサービス。
① 釣り天気JP
無料で使える気象情報サイト。全国27,500スポット以上の釣り場について、天気予報・風向風速・波浪予測(波の高さや向き)・潮汐など、釣りに役立つ最新の気象データをピンポイントの釣り場ごとに確認できる。今回紹介した予報のスクリーンショットも、このサイトで検索したもの。
② タイドグラフ
釣り人の間で非常に有名なアプリで、釣り天気JPと同様のデータを確認できる。行きたいポイントを指定すると、釣れそうな時間帯が★の数で一目で分かる点もこのアプリならではの魅力。
この二つはどちらも無料で使用可能。
磯釣りに行く前は必ずどちらか(できれば両方)でチェックしておくことを強くオススメする。
まとめ:磯釣りで見るべき「風」と「波」の基準
釣りの中でも特に「磯での釣り」をする上で見るべき指標は「風」と「波」の2つ。
基本の基準
- 追い風以外なら風速7m以下
- 波の高さは1〜1.5mが限界。2m以上は命がけ
ヒラスズキ狙いの場合の例外
- 向かい風10m程度までは許容範囲
- 波の高さは1〜2mがベスト
磯釣りは大物との出会いが期待できる一方、命に関わるリスクも伴うフィールドとなる。
ぜひ今回紹介した基準を参考に、「釣り天気JP」や「タイドグラフ」を活用しながら、その日の風速・波の高さをしっかり確認したうえで釣行して欲しいと思う。
