前置き
大阪に行ったらグリコの看板の前で写真を撮るのが定番なように、韓国旅行には**「漢江(ハンガン)でチキンとラーメンを食べる」**という超定番の過ごし方があるのをご存じでしょうか。

もちろん義務ではありませんが、それくらい韓国旅行では王道中の王道です。
実は私も、韓国に行くまでは「川を見ながらチキンとラーメンを食べるだけでしょ?」くらいに思っていました。でも実際にやってみると、考えが180度変わりました。
ソウルの夜景を眺めながら食べるチキンとラーメン。これが想像以上に良いんです。
初めて体験してからは、韓国に行くたびに毎回やるほどのお気に入りになりました。この記事では、何度も通った経験をもとに**「ハンガンチキン」「ハンガンラーメン」**を紹介します。
ハンガンチキン・ハンガンラーメンとは?
どちらも簡単に言うと、ソウルを流れる大きな川「漢江(ハンガン)」のほとりで、チキンやラーメンを食べながらお酒を楽しむことです。
特に人気なのは夜。ライトアップされた橋や船を眺めながら楽しめるので、雰囲気が一段と良くなります。

韓国のニュース番組でのキャスターが発言したこの言葉をキッカケに、SNSで爆発的に流行したミームはさすがにご存じだろう。
この凍り付いた川こそ「漢江」(ハンガン)なのだ。
ハンガンチキン
「ハンガンチキン」は特別な料理名ではなく、漢江で韓国チキンを食べる文化そのものを指します。
チキンは、
- BHC Chicken
- bb.q Chicken
- Kyochon Chicken(キョチョンチキン)
などのチェーン店で、テイクアウトやデリバリーで買うのが一般的です。
あとは、レジャーシートを敷いて、ビールを飲みながら夜景を眺め、友達や恋人とおしゃべりするのが定番の過ごし方です。
韓国には**「チメク(치맥)」=チキン(치킨)+ビール(맥주)**という言葉があるほど、この組み合わせは文化として根づいています。

正直言うと断トツでここのチキンがオススメ
ハンガンラーメン
「ハンガンラーメン」は、漢江公園のコンビニで韓国のインスタント袋麺を買い、専用の調理機で作って食べることです。
ポイントは、ラーメン屋さんがあるわけではなく、コンビニのインスタント麺を食べるということ。コンビニの外に自動でラーメンを作ってくれる機械が置いてあるので、それを使って作ります。

ラーメン屋がお店としてあるわけでは無く、コンビニのインスタントを食べるのだ。
韓国と言うことで現地の韓国人に勧められた辛いやつを食べたがヒイヒイ🔥
韓国ドラマにもよく登場するシーンで、ドラマファンの観光客にも人気です。
私自身、初めての韓国旅行で、韓国慣れした友人に「韓国に来たら絶対これはやっとくべき」と言われてやってみたのがきっかけでした。結果は大満足で、今では行くたびにやっています。
どこの公園に行けばいい?おすすめの漢江公園3つ
漢江はとても広く、ソウル市内だけでもたくさんの公園があります。観光客に特に人気なのは、次の3つです。
汝矣島(ヨイド)漢江公園|初めてならここ
私がいちばんおすすめするのは汝矣島漢江公園です。理由は、アクセスの良さと施設の充実度。
- 最寄り駅: 地下鉄5号線 汝矣ナル(ヨイナル)駅 2番・3番出口(2番出口から公園にすぐ出られます)
- コンビニや売店が多く、買ってすぐ川沿いで食べられる
- 漢江バスの船着き場にもコンビニ(CU)とラーメン調理機がある
盤浦(バンポ)漢江公園|夜景と噴水ショーを見たいならここ
**「夜景を楽しみたい!」**という人には、盤浦漢江公園がおすすめです。
ここの名物は、盤浦大橋の**「月光レインボー噴水」。橋の両側から音楽に合わせて水が噴き出す噴水ショーで、「世界一長い橋の噴水」としてギネス世界記録に登録**されています。
噴水ショーの目安:
- 期間: 毎年4月〜10月頃
- 時間: 1回約20分。12:00のほか、夜は19:30〜21:00の間に30分おき(夏場は21:30の回が追加されることもあります)
※運営時間は年によって変わることがあります。最新情報は漢江公園の公式サイトで確認してください。
纛島(トゥクソム)漢江公園
ソウル東部にある公園で、こちらも地元の若者に人気です。
ハンガンチキン・ハンガンラーメンの楽しみ方
おすすめの時間帯は「日没の1〜2時間前」
いちばんおすすめなのは、日没の1〜2時間前に到着してスタートすることです。
昼間はピクニック気分を楽しめますが、漢江の魅力が最も感じられるのは夕方から夜。明るいうちに場所を確保して、夕日から夜景に変わっていく景色を楽しむのがベストです。
ちなみに私は、毎回現地の友人に連れられて、日が暮れてから始めています笑 ただ、初めての人は明るいうちに行くのが間違いないと思います。
ハンガンラーメンの作り方
漢江周辺のコンビニには、専用のラーメン調理機が置いてあることが多いです。店員さんに声をかける必要もなく、自分でセットするだけ。手順は次のとおりです。
- コンビニで好きな袋麺を買う
- 専用の容器に麺とスープを入れる
- 調理機にセットする
- スタートボタンを押す
- 約4〜5分待つ
初めてでも行けば分かりますし、分からなければ周りに必ず人がいるので、聞けば大丈夫です。
「結局どのコンビニに行けばいいの?」と迷う人には、このセブンイレブンをおすすめします。特別な理由はなく、私がいつも使っているからです笑
ハンガンチキンを注文するときのポイント
韓国は日本以上にデリバリー文化が発達していて、漢江の芝生エリアにもチキンを配達してもらえます。公園には配達員さんと待ち合わせる**「デリバリーゾーン」**もあります。
ただし、韓国人が使うデリバリーアプリは、韓国語表記だったり、韓国の電話番号や決済方法が必要だったりして、観光客には使いにくいこともあります。
なので観光客は、漢江近くのチキン店を地図アプリで探して、テイクアウトするのがいちばん確実です。
(私はいつも、韓国人の友人にすべて任せてしまっています笑)
予算の目安
| 項目 | 価格の目安 |
|---|---|
| ラーメン | 2,000〜5,000ウォン |
| チキン | 20,000〜30,000ウォン |
| ビール | 3,000〜6,000ウォン |
2人なら3,000〜5,000円ほどあれば十分楽しめます。
初めての人へ、私からのアドバイス
① 漢江まではタクシーで行くのがおすすめ
私は地下鉄とタクシーの両方で行ったことがありますが、初めてならタクシーをおすすめします。
地下鉄で行ったとき、乗り換えた大きな駅が信じられないくらい複雑で、とにかく歩かされました。韓国人の友人について行ったので着けましたが、韓国語が読めない初心者なら、まず迷うと思います。せっかくの旅行で時間を無駄にしないためにも、タクシーが安心です。
韓国のタクシーは日本よりかなり安い
韓国のタクシーは、日本の半額〜3分の1くらいの感覚で乗れます。初乗りは日本とあまり変わりませんが、距離による加算が安いので、遠くなるほどお得です。
ソウルの一般タクシーの料金:
- 初乗り: 4,800ウォン(1.6kmまで)
- 加算: 131mごとに100ウォン
| 距離 | 韓国(昼間の目安) | 日本(東京の目安) |
|---|---|---|
| 約5km | 約7,000〜10,000ウォン(約700〜1,000円) | 約2,000〜2,500円 |
| 約10km | 約12,000〜16,000ウォン(約1,200〜1,600円) | 約4,000円 |
| 約20km | 約20,000〜25,000ウォン(約2,000〜2,500円) | 約7,500〜8,000円 |
※1,000ウォン≒100円で計算。渋滞状況によって変わります。
夜の帰りは「深夜割増」に注意:
- 22:00〜23:00、2:00〜4:00 → 20%割増
- 23:00〜2:00 → 40%割増
それでも日本よりは安いので、複数人で乗れば十分お得です。
**電車で行きたい人は、「汝矣ナル(ヨイナル)駅の2番か3番出口」**とだけ覚えておけばOKです。
② 絶対に晴れの日に行く
現地に行くと分かりますが、雨をしのげる場所がほとんどありません。日本の河川敷をイメージしてもらえば分かりやすいと思います。
**ハンガンチキン&ラーメンは「晴れの日のアクティビティ」**と言い切っていいほどなので、雨予報なら予定の入れ替えをおすすめします。(6月下旬〜7月の梅雨の時期は特に注意です)

雨はもう地獄よ。

けど雨をしのげる場所は無いと思って貰って。



③ まずは「王道」をやってみる
漢江を見ながらチキンとラーメンを食べれば、それでOK。食べなくても、川を見ながらのんびり話すだけで最高の時間になります。
でも、初めてならとにかく王道をおすすめします。初めて入ったラーメン屋さんで「イチオシは醤油」と書いてあるのに「味噌で」と頼むようなことはしないでください笑
私の思う王道は、この2つです。
- チキンはBHC
- ラーメンはコンビニのインスタントを機械で作る
チキンは「BHC」一択
韓国人の友人と何度かハンガンチキンをしましたが、ほぼ全員がBHCのチキンを注文します。迷ったらBHCを選べば間違いありません。

購入する際の参考にして欲しい。

何味かは忘れたけどめちゃくちゃうまい。
注文する際は画像と見比べて同じモノを注文してみて!!
ラーメンは「辛いもの」に挑戦
ラーメンには王道がなく、韓国人もそれぞれ好きな味を買っていました。
強いて言えば、辛いラーメンに挑戦してほしいです。せっかくの韓国なので、旅行中は**「THE・韓国」な味**を楽しんでみてください。(もちろん、食べたいもので大丈夫です!)
④ レジャーシートはレンタルできる
レジャーシートは、わざわざ買って持っていかなくても、近くの売店でレンタルできます。お祭りの屋台のような見た目の売店で、おばちゃんが貸し出しています。(使い終わったら返却します)
私はいつも韓国人の友人に任せていたので詳しくは説明できませんが、やり取りは基本的に韓国語になると思います。
地面に直接座っても問題ないですし、エリアによっては誰でも使えるベンチやテーブルもあります。ただ、現地の若者はほとんどレジャーシートを敷いて食べています。「現地スタイルで楽しみたい!」という人は、レンタルも検討してみてください。
⑤ 行くたびに景色が変わっている
移り変わりの激しい韓国では、漢江も例外ではありません。
初めて行ったときは、ネオンがきらびやかな写真映えスポットがたくさんありました。でも1年半後に行くと、
- 川沿いに長い壁が建設されていた
- 前回写真を撮ったキラキラの橋(の装飾)がなくなっていた
など、変化をはっきり感じました。

私が2回目に行った時にはどこを探してもなかった。
その都度楽しんで欲しい。
⑥ 意外と寒い時期の方が人が多い
不思議なことに、寒い時期の方が人が多いと感じます。
私は春先のまだ寒い時期に行ったとき、寒すぎてじっとしていられず、お酒が入ったまま走り回って気持ち悪くなりました笑 寒い時期に行く人は、しっかり防寒していってください。
逆に、暑さに強い人は、夏場の方が人が少なくて狙い目かもしれません。
まとめ|韓国旅行初心者ほどやってほしい
正直、初めて聞いたときは「川を見ながらチキンとラーメンを食べるだけでしょ?」と思っていました。でも実際に体験すると、韓国旅行の中でもトップクラスに印象に残る時間になりました。
特別な観光施設でも、高級レストランでもありません。それなのに、
- 韓国らしい雰囲気
- 韓国の人たちの日常
- ソウルの夜景
を一度に味わうことができます。
韓国旅行が初めての人ほど、ぜひ一度体験してみてください。「なぜ多くの人がハンガンチキンを勧めるのか」がきっと分かると思います。
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