前置き
アメリカにある
「IHOP(アイホップ)」
というレストランチェーンを知っているだろうか。
私はアメリカへ行くまでまったく知らなかったのだが、現地ではかなり有名。
日本でいうファミリーレストランのように生活の一部として親しまれている。
私はアメリカへ到着して間もない頃、昼ご飯を食べるためにルームメイトとIHOPへ訪れたのだが、色々なお店を訪れた中でも特に「アメリカの洗礼を味わったお店」とも言える。
こちらの「IHOP」に関して、
「アメリカへ行ったら絶対に行くべき!」
と言わんばかりに大々的に紹介している日本の記事が多く存在している。
多くの記事が非常に好印象で書かれているものばかりだが、私自身が実際に訪れた際に受けた感想は、ネットに多く記載されているようなものとは全く違うものだった。
今回の記事では「私がIHOPを実際に訪れて感じた本音」をエピソードトークを交えながら詳しく記載していこうと思う。
IHOPはアメリカ版のファミレス
「ご飯を食べに行こう!」と店名を告げられず友人に連れられて行ったIHOPは、間違い無くどこかで見たことのある光景が広がっていた。
その理由は「店構え」。
簡単に言えば、日本でいうところのファミリーレストランである。
日本の地方にあるファミレス(サイゼリヤやビッグボーイみたいな)のように、駐車場や店の大きさ・形などの外観から「ファミレス」と判断出来る作りは日本と全く同じだった。
注文をなかなか聞きに来てもらえなかった
私が訪れた際は同部屋のルームメイトと二人ルームメイトと2人。
大きなテーブル席に座ることになった。
私が「前置き」で「アメリカの洗礼を味わったお店」と言った理由はここから。
簡単に言えば「THE アメリカ」と言いたくなるような対応を受けることになったのだった。
席に座った後は、テーブルにあらかじめ置いてあったメニューを見て注文するものを決め、店員さんが聞きに来てくれるのを待っていた。
しかし、いくら待っても来ない。
もちろんこのお店は店員さんが注文を聞きに来てくれるのを待つスタイル。
私たちより後に入店した白人の2人組はすでに注文を聞かれているのにも関わらず、私たちの席には誰も来ないという状況だったのだ。
入店してから20分以上は待ったのだが、あまりにも来ないのでこちらから店員さんを呼び注文することに。
呼んだ店員さんはしっかりと注文を受けてくれたものの、非常に業務的な受け答えでその場を後にしたのだった。
これがアジア人に対する差別だったのか、単純に店員さんが私たちの席を見落としていただけなのかは分からない。
ただそこからの注文の受け答えなど全て含めて私たちに対する接客が良くなかったことは間違いようの無い事実だった。
今度はフォークとスプーンがない
やっとのことで注文できた料理がついに到着。
入店してから30分経過してやっとご飯にありつけるような状況だった。
早速到着したご飯を目の前にして
「いざ食べよう!」
と思ったとこる、あるものが足りていないことに気付く。
それは「テーブルに食事をするためのフォークやスプーンが置かれていなかった」ことだった。
もしかしたら私達が利用した前のお客さんが帰宅した後、テーブルの拭き掃除の際に置き忘れたのかもしれないと思い、店員さんを呼んでこの事実を伝えると、ここからさらに数分待った後、やっとのことで持ってきてくれたのだった。
「これら全てがアメリカクオリティ」
と言えばそれまでなのかもしれないが、明らかに接客全般で良いイメージを持たなかったことは間違いなく、決して気持ちの良いサービスを受けることはできなかった。
これは「ファミレスという値段の安い店だからしょうがない」と思われるかもしれない。
しかしアメリカでは他のファミレスを含め様々な飲食店を訪れたが、ここまでずさんなクオリティと接客態度は他に無かったことを言及しておきたい。
これはお店のマイナスイメージを伝えたいのではなく、あくまで実際にあった出来事のみを記載している。
私達は「海外なんてこんなもんやろ」と気持ちを切り替え、その後は普通に会話を楽しみながら食事をすることにしたのだった。
IHOPで注文したメニュー
私たちが注文したものはこちら。




人気メニューのパンケーキを注文
私が注文したのは「パンケーキ」。
店員さんを待っている間にIHOPについて調べると、
「アメリカで人気のパンケーキ店」
と紹介されていたことが理由だ。
しかしこれだけではあまりにも食べきれないので、「パンケーキには何か飲み物も欲しい」と思いメニューを確認。
そのときの気分に合いそうな飲み物だったココアも注文することにした。
相棒はお腹が減っていたことに加え、以前IHOPでパンケーキを食べたことがあったこともあり、ここではオムレツのような料理を注文していた。
とにかく全部が大きい
料理が届いて感じたのは
「全部がとにかくデカい」
ということ。
パンケーキ・ココア・相棒が注文した料理、それらすべてがアメリカンサイズだった。
そして全てに共通していたのは「見た目どおりの大味だった」ことだ。
パンケーキは甘くて重い
ネットで絶賛されていたパンケーキを食べた感想としては
「とにかく甘すぎる」
というのが正直なところ。
「甘い」というよりも「甘ったるい」と感じるほどだったのだ。
ただ甘いだけでなく、生地が分厚いこともあって、かなり重たいパンケーキになっていた。
これに合わせるような形で「さすがにこんなにいらないのよな……」と思うほどの量のココアを一緒に飲むことになるのだからそりゃ大変。
パンケーキとココアだけで、とにかくお腹がいっぱいになったのだ。
結局、パンケーキはすべて食べきることができず。
相棒も頼んだ料理がかなり大きかったこともあり、こちらも少し残して終了。
日本人として日本食になれている私にとっては
「大味+量が多い」
という組み合わせはかなりきつく、とてもしんどい思いをしたのが正直な感想。
私がコストコの食べ物をあまり好きではないのもこれと似た理由であり、全然食べられるよ!という人がいることを否定するつもりは無い。
IHOPをおすすめするか?
ネット上の記事を見ていると
「アメリカへ行ったらIHOPへ行くべき!」
と紹介されている記事が非常に多い。
しかし、私個人としてはあまりおすすめしない。
これは上記で前述したことが理由。
もちろん、私が訪れた店舗が特別悪かった可能性もあるし、その日の接客がたまたま悪かった可能性だってある。
味の好みも人それぞれなので、全否定するつもりはない。
ただ、少なくとも私にとっては、
- 接客が良くなかった
- 料理が大きすぎた
- 味が甘くて重かった
- 価格に見合う満足感がなかった
という感想だった。
どうせアメリカという「全てが基本的に高い国」でせっかくお金を払うのであれば、お金に対してクオリティが納得出来るお店へ行く方が良いと私は思う。
余談|アメリカの「To Go Box」文化
ちなみに。
アメリカには「食べ残した料理を持ち帰る文化がある」ことをご存じだろうか。
「日本にも持ち帰りはあるじゃん!」
と思った人もいるだろう。
しかし「アメリカの持ち帰り文化」は日本とは少し意味合いが違う。
日本でよくあるのは「店で作ってもらった料理を、食べずにそのまま店外へ持っていくこと」だが、アメリカの場合は「店内で食べていた料理の残りを持って帰ること」が一般的。
その為、「気軽に食べ残した料理を持ち帰ることができる」のだ。
日本でも「食べきれないので、持ち帰り用の容器をもらえますか?」とお願いして対応して貰えることはあるが、持ち帰りの容器をあらかじめ準備できていかったりと、対応していない店も多い。
アメリカは日本と比べると「気軽に持ち帰りが出来る国」だと言えるだろう。
「To Go Box」と言えば持ち帰り容器をもらえる
アメリカで食べ残した料理を持ち帰る際に使う言葉が、
「To Go Box」
である。
私はこのIHOPで初めてその言葉と文化を知ることになった。
巨大なパンケーキを食べきれなかった私は「残すのは申し訳ないな」という日本人的な気持ちが働いて「このパンケーキ、持って帰れたらいいねんけどな。」と相方に話した所、「持って帰れるよ!」と教えてくれたのだ。
もちろん持ち帰り用の容器は無料。
アメリカへ行った際に、
「食べきれなかったけれど、家で残りを食べたい」
という料理があれば、ぜひ「To Go Box」を頼んでみてほしい
まとめ
「IHOP」はアメリカで広く親しまれているファミリーレストランチェーンである。
アメリカらしい巨大なパンケーキやドリンクを体験できるので、人生で一度は行ってもよいのではないだろうか。
ただし、私が訪れた際の感想は、
- 量が多すぎる
- パンケーキが甘くて重い
- 接客が良くなかった
- また行きたいとは思わなかった
というものだった。
あくまで私が訪れた1店舗での個人的な体験だが、
「IHOPは絶対に行くべき」
というネット上の評価だけを見て、過度に期待しない方が良いと思うというのが正直なところ。
ぜひあなた自身で私と私以外のネット意見のどちらが正しいのかを体験し判断してほしいと思う。
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